感動の山 八甲田山
 恒例の夏山登山、八甲田山の二つの湿原(毛無岱、仙人岱)を巡り主な峰を登って来る。
           写真は大岳(八甲田山最高峰)
2014年7月1〜2日

 ルート平面図 拡大

ルート断面図 拡大

  青森駅⇒城ヶ倉温泉→毛無岱→大岳避難小屋泊→井戸岳→赤倉岳→大岳避難小屋→大岳→仙人岱→酸ヶ湯温泉⇒青森駅

 東京駅から高速夜行バスを利用して8:00着、青森駅発9:50十和田湖行きのバスに乗り継いで八甲田山に向かう。当初は八甲田山ロープウェイ利用を予定していたが時間とコースの関係で城ヶ倉温泉から登る(11:20)立派な建物があるが人影が無く登山口が解らない。奥に入って行くと池の畔に立派な朱の鳥居と社が有り此処で登山準備をしたが登山口が見つからない...

 右手奥に案内図らしき物が見えたので近くに行くと八甲田山の案内図で此処からが登山道らしいが矢印などの標識は無く奥の斜面に薄い踏み跡があり、他に登山道らしき路が無いのと目的の方向に向かっているので少々不安感もあるが踏み跡を頼りに登って行く。
青森駅 城ヶ倉温泉 城ヶ倉温泉登山口

 用意した登山地図では沢に沿ってほぼ直進しているが実際には沢をS字型に大きく回って登って行くミズバショウやサンカヨウの純白の花も未だ咲いていて他にもギンリョウソウ、マイズルソウ、ムシカリなども見られる。木の枝などを避けながら登って行くと頭上から人の声が聞こえてきて酸ヶ湯温泉からの立派なメイン登山道に出て緊張感が緩む。
荒れ気味の登山道 酸ヶ湯からの登山道に出る 良く踏まれた登山道

 此処からは道幅も広く良く踏まれているので楽な気持ちで歩ける城ヶ倉温泉からは一人も逢う事が無く山の奥に来た気分でいたが一転する。結構多くの方が降って来るが登って行く人は居ない。長い木製の階段を登り詰めると毛無岱(下段)の一角に出て空が大きく広がる。雲が多く正面の大岳は見えず。木道を快適に歩いて行き休憩ポイントで水分補給で小休止。
長い木段を登り 広々した毛無岱(下)に出る 毛無岱(下)休憩地点

 高層湿原に咲く花、チングルマ、イワイチョウ、ミツガシワ、ワタスゲ等眺めながら毛無岱(下段)を突き進み再び木段を登ると毛無岱(上段)の一角に出て再び木道を行くと小さな池の傍らに休憩場所があり再度景色を眺めながら休憩する。
再び長い木段を登り 振り返り見下ろす毛無岱(下) 毛無岱(上)休憩地点

 毛無岱の突き当りで左手は田茂萢湿原経由ロープウェイ駅で右手の大岳方面に向かう。此処からは大岳の斜面の登りで本格的な登山道になり苦しくなりスローペースでの歩行になる。此処で年配の女性二人と逢う。朝同じバスに乗って来た二人でロープウェイを利用して来て迷っている様子なので現在地と酸ヶ湯からの路を説明する。電話が通じる所で電話連絡しているので一安心して行き交う。
大岳、田茂萢の分岐点 大岳避難小屋 今夜の夕食

 単独行動では常に位置情報など確認して極力無理のない山歩きを再認識する特に初めての所は登山地図とGPSが心強い。大岳避難小屋着15:00 昨年の早池峰山と同様に今日も山小屋は貸切の様だ。男女トイレもあり綺麗な避難小屋で水場が無いのが残念だ。雪渓と池があるが水質が?で今回は用意してくる。
朝 霧が晴れて青空に 井戸岳に登り赤倉だけ目指す 赤倉岳から井戸岳と後方の大岳

 7月2日晴天。素早く朝食を済ませて井戸岳を越えて赤倉岳まで往復する。昨夜は雨が降ったので足元の草木は雨の滴が付いていてストックで滴を払いながら行く。井戸岳の斜面はミヤマオダマキの群生があり緑の草原に紫と白の花が爽やかだ。さほどアップダウンが少ないので赤倉岳の先、田代湿原と田茂萢(ロープウェイ)との分岐点(社が有り)まで行き田茂萢湿原を上から眺めて引き返す。
分岐点の社 井戸岳から大岳小屋に降る 大岳避難小屋に戻る

 赤倉岳と井戸岳の稜線では多くの花が見られる。キスミレ?、イワカガミ、イワベンケイ、イワブクロ、ベニバナイチヤクソウ、ヨツバシオガマ、ミヤマオダマキ等予想外の花に出会える。また景色も良く雲に浮ぶ岩木山、陸奥湾と青森駅市街地の建物が確認できる。大岳避難小屋まで戻った所で大岳から降って来た方としばしお話してから八甲田山の主峰、大岳を目指す
大岳の登りから振り返り見る井戸岳 雲の上に浮いている岩木山 大岳山頂1584m

 雪渓を二か所踏み越えて岩と石の混在する斜面を登り遮る物が全くない360度の展望がある大岳山頂1584mに出る。八甲田の上空は青空だが周りは雲が多く岩木山などは山頂は快晴で麓は曇りの様だ。降りは膝の負担を軽減させるためダブルストックで超スローペースで仙人岱目指して降って行く。途中に社や池もあり眺めも良く暑くもなく爽やかで気持ちよく歩ける。
井戸岳と赤倉岳 大岳山山頂から 仙人岱目指して降る 仙人岱の水場

 仙人岱奥の雪渓を横切り平坦な登山道になり仙人岱の水場に来ると多くの登山者が水の補給と休憩をしている。( 9:55)此処は湧水で冷たくて美味しい。早朝から行動しているので空腹感があり残ったドーナッツで一時をしのぐ(酸ヶ湯で美味しいそばを食べようと想い)水場の先に仙人岱ヒュッテへの木道の分岐が有り様子を見に行く。2008年5月19日に酸ヶ湯から此処の小屋まで来た事があり。当時は雪原の中に小屋が有ったが今日は森の中に有り様相が全く異なる。(2008年の様子へ)
仙人岱の水場で憩おう登山者 仙人岱ヒュッテ再訪問 綺麗に整備されている

 仙人岱からは以前歩いた所なので自然とのんびりモードになり登って来る人と行き交う毎に話したりして降って行くがバスの時刻を確認すると11:58(次は16:43)に間に合いそうなので5K/時間ペースで降る。登って来る方とは多く行き交うが同じ方向に行く人は最後に一人速足で歩いてる時に追い抜く。一方通行の標識は無いのに?5分前に酸ヶ湯温泉に降りそばを食べる時間が無く直ぐに来たバスで青森駅に戻る。(帰りのバスの時間まで青森市街を食事と見学次回紹介予定)
酸ヶ湯温泉目指して降る 硫黄の臭いが漂う地獄湯の沢 酸ヶ湯温泉に到着


今回見られた花々 
ミヤマアズマギク エンレイソウ サンカヨウ
マイズヅソウ ミズバショウ ムシカリ
タニギキョウ ツマトリソウ オオバキスミレ
ウラジロヨウラク イワイチョウ
ゴゼンタチバナ シャクナゲ イソツツジ
キンコウカ 蕾 ミツガシワ チングルマ
ベニバナイチゴ ショウジョウバカマ ヨツバシオガマ
ミヤマオダマキ ミネヤナギ
イワオトギリ スミレ ベニバナイチヤクソウ
イワブクロ イワウメ ホソナベンケイソウ
ムシトリスミレ ウサギギク 蕾 ハナニガナ
スミレ ヒナザクラ
アオノツガザクラ スミレ ミツバオウレン
ミヤマキンポウゲ オオバタケシマラン イワカガミ
タニウツギ ミヤマカタバミ