感動の山 大台ケ原
 恒例になった夏山登山。今回は吉野熊野国立公園の大台ケ原に行く。低い所から高い所に登るのが登山と認識していたが高い所から低い所に降る登山も有る。

                 写真は日出ケ岳山頂
2015年8月1日〜2日

ルート平面図 拡大

東ルート断面図 拡大

西ルート断面図 拡大

 東大台ケ原  大台ケ原P →シオカラ谷→大蛇ー→牛石が原→正木ケ原→正木嶺→日出ケ岳→大台ケ原P

 西大台ケ原  大台ケ原P →ゲート→ナゴヤ谷→七つ池→開拓地跡地→展望所→中ノ谷橋→ゲート→大台ケ原P



 今夏の山歩きは以前から一度行きたいと思っていた吉野熊野国立公園の大台ケ原で名前から雄大さを感じていた。当初は大杉渓谷に降るルートを考えていたがコースが長いのと交通の便が悪いので取り止めて代わりに西大台コースに変更し、早速申請をする郵便の返信では遅れる事が有りビジターセンターに認定書を届けてくれる。(上北山村商工会発行の)その他交通、宿の予約を済ませる。

 何時もの様に夜行バスの利用を予定したが電車とバスの連絡が有り余裕をもって昼のバス便で前日大阪泊にする。大台ケ原に行くバス便も平日は1便で土休日は2便あり此処でも余裕をもって土曜日に設定する。8/1 近鉄阿部野橋に予定より早く着いたので急行でも特急より早く大和上市に着くので急行で行く。登山者も20名ほど乗車していたが手前の下市で大半が降りてしまい何処へ行くのか気になる。後で解った事だが大峰山系の山に行く最寄駅となっているからと解る。

 大和上市で5名ほど降りる。予想外の少なさに途惑う。駅前にはコンビニなども無く自販機で冷たいお茶を一本買ってバスを待つ。バスが来て直ぐに当初予定していた特急も到着したが数名しか降りて来ない。12名ほどの乗車でゆったりと大台ケ原に向かう9:00。バスは吉野の山奥に入って行き、和佐又山登山口まで長いトンネルを往復して来て細い山道を登って行き大台ケ原バス停に到着10:50
。食堂で早い昼食カレーライスを食べてから自販機で冷たいお茶を買って東コースに向かう。

 東コース
大台ケ原の広い駐車場 案内標識も良く出来ている 谷へ降ってから大蛇ーに向かう

 普通、登山は登山口から高い所を目指して登って行くのだが今回は初めは谷に降って行くのだ(時計回りのコースを選べば初めは日出ケ岳目指しての登りとなる。)降り切ったシオカラ谷を吊橋で渡り此処からが登りとなる。沢を吹き上げて来る涼風は無く汗がにじみ出るが新鮮な緑の木陰道は救われる。
シオカラ橋 緑が新鮮で気持ちが良い 大蛇ーの分岐点 休憩する登山者

 尾根を登り詰めた三叉路(大蛇ーの分岐点)の木陰で多くの登山者が休憩している。小休止したい所だが緩やかに下って行き大蛇ーに向かう。直ぐに露岩の痩せ尾根となり周りの深い谷に突き出た岩(大蛇ー)に出る。写真では平坦に見えるが降り勾配で慎重に先端まで行く。大峰山の山々、足元は深い谷で大台一の絶景ポイントだ。
大蛇ー (尾根筋の先端) 大蛇ーで記念撮影 笹原が広がる牛石ケ原

 三叉路に戻り水分補給と小休止後、日出ケ岳に向かう。此処からは笹原の大きく開けた草原状の中を行く。牛石ケ原(牛が寝ている姿の岩が有る)を行くと左手に八咫烏と神武天皇の大きな像が建っている(神武東征の再現)。緩やかに下って行くと休憩舎のある尾鷲辻で大台ケ原Pに降る枝道が有る。
神武天皇の銅像 尾鷲辻休憩舎 正木ケ原 枯れ木が多く残る

 尾鷲辻から日出ケ岳に向かう登山道も笹原の緩やかな登りで立ち枯れの木が多く草原状態が続く。正木が原を通過して正木峠辺りから木製の幅の広い階段を登って行き途中の休憩用ベンチで小休止。此の辺りも遮る物が無く幸い雲が出てきて直射日光は避けられる。正木嶺(1680m)を木製の階段で越えて五葉躑躅(シロヤシオ)群生する中を降り大台ケ原Pと日出ケ岳の分岐点に降る。。
目指す日出ケ岳が前方に見えてくる 木製階段を登り正木嶺へ 五葉躑躅の林を降って行く

 本日の最高地点、日出ケ岳ヘあと標高差50mの登りで急斜面をゆっくり登って行き標高1695mの山頂に登り付く。山頂には屋上展望台が有る休憩舎が有り雷除けの避雷針が4本設置されている。生憎雲が多くなって来て展望は無く雷鳴が聞こえて来たので早々に引き返す。分岐点からはコンクリートの石段を降って行き平坦な山道となりビジタセンターの脇に出る(15:45)。明日の入山認定書をビジタセンターで受取16時からのレクチャーを受講する。心・湯治館(泊)
日出ケ岳 避雷針の設置が有る 大台ケ原駐車場に戻る道 ビジターセンターの横に出て来る


 西コース 

 昨夜は大広間(30人収容)に和歌山から来られた男性と2人のみで快適に寝られる。風呂も予定より早く入れて(給湯中バルブを閉める条件で)さっぱりした所で夕食。冷えたビールは旨い!一番のご馳走だ。本日の宿泊者は十数名で少ない。高い料金を払ってまで泊まらず車で来て車中泊や日帰りが多い様だ。昨日の厚さで疲れが抜けきらず早起き散歩は出来ず、朝食の7時ギリギリまで寝てしまう。

 朝食後、荷物を纏めて登山準備、今日も暑くなりそうなので冷たいお茶を自販機190円で購入して西大台コースに向かう。広い駐車場の入口に大台協会の標識とと案内標識が有り今日も此処から降って行く。直ぐに正面に大台協会の建物が有り手前を左手に降って行くとゲートが有り若い女性の係りの方が待機している。許可書を見せてから色々と情報をお聞きする。今日は10名ほど入山予定との事。
西コース入口にも立派な標識が有り 正面は大台協会 左に降って行く 右回り、左回りの分岐点

 ゲートを通過して行くと直ぐに分岐が有り、右手の反時計回りで降って行きナゴヤ沢上流部を渡り松浦武四郎の碑まで往復して来る。山腹をほぼ平行に出来た登山道を行く。東コースと違いこちらは標識類は殆ど無く踏み跡と地図とGPSを見ながら行く。何か素早く動くものが有り良く見るとリスが木から降りてきて再び木から木に飛び移って行く。
松浦武四郎の碑まで往復する 日本リスが木から降りてくる 苔むした登山道が続く

 中ノ沢の上流部を渡り小高い所を越えて行くとミヤマシキミが群生しているが花や実は殆ど見られず開拓地跡地に降って行くと再び5匹程の鳥が走って行く。ヤマドリの様だ。茶色のトイレが設置されている所を過ぎてきれいな水が流れる沢を渡り(橋は無く石伝い渡る)開拓地跡を行くと展望所の分岐が有り(開拓地跡分岐)此処で小休止していると時計回りで来られた若い男女が展望所に登って行く。
開拓跡地にトイレの設置あり 展望台の分岐点(小処温泉方面) 昨日登った大蛇ー 展望所から

 帰りのバスの時間もあり展望所まで往復を迷ったが折角来たのだから展望所まで登る事にする。昨日登った大蛇ーが目前に見えるが少々霞んでいて人の姿まで確認できず。直ぐに展望所を引替しミズナラの巨木を写真に収め分岐点まで戻る。吊橋を二つ渡り終わるとガレ場の登りが待っている。
小処温泉方面に薄い踏み跡が有る ミズナラの巨木 ワサビ谷の吊橋

 標高差100m程のガレ場の登りが続く。ゆっくりとスローペースで確実に行く。登りつめた所の左手の木の根や草で覆われた中から黒い小さな鳥(ミソサザエ?)が十数羽飛び出してくる。巣が有る様だ。近くの倒木に腰を降ろして小休止する。この後はしばらく平行移動が続き若い女性二人行き交い猪が直ぐ近くに居た話を聞き注意深く歩いて行くが姿は見られなかった。
ヤマト谷の吊橋を渡り帰る道を辿る ガレ場の登りを遮る倒木 中ノ谷の木橋を渡り

 中ノ沢の木橋を渡りナゴヤ谷に架かる木橋を渡り笹原の斜面を登って行くと往路のとの分岐点に出る。右手に登って行きゲートに戻ると行きに居た係りの方がいてしばしお話をしその後駐車場まで話しながら戻る。ビジターセンターに戻った報告とアンケートを書いてからバス亭に行き14:30発のバスで大和上市に向かう。
ナゴヤ谷を木橋で渡り 笹原の斜面を登り詰めて往路と合流 帰りのバスが待機している大台ケ原P


 今回見られた花々の一部
コケトウバナ(ヤマトウバナの変種) ヤマアジサイ ヤマアジサイ

ミヤマタニタデ ノリウツギ ミヤマママコナ

シモツケ サワオトギリ ニガナ

マンネンスギ ヒカゲノカズラ テンニンソウ

フウリンウメモドキ? オトギリソウ バイケイソウ

ツルリンドウ ミヤマシキミ 実 モミとオサバグサ

ミヤマガマズミ カワチブシ(トリカブト属) キソチドリ

ミヤマカラマツ ヨツバムグラ バライチゴ

ミゾホウズキ ミヤマタニソバ キンレイカ

キツリフネ シモツケ

クワガタソウ ダイコンソウ ミミナグサ

セイタカスギゴケ ウマスギゴケ?苔の丘

ホソバトウゲシバ シシガシラ

キノコ類 キノコ類 キノコ類

キノコ類 キノコ類 キノコ類